IESEマドリッド・キャンパス

今日は、IESEのマドリッド・キャンパスに行ってきました。どこかというと、このあたり。

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マドリッドの西にある自然公園「Casa de Campo」の北の端のゴルフ場に隣接した森の中です。高速道路M500を走ると突然右に小さな脇道があり、「IESE」の標識が立っています。

ここを入って灌木の林の中を抜けていくと、目の前にきれいな花壇に囲まれたロータリーと、上部がガラス張りになったマドリッド・キャンパスの校舎が見えてきます。

青々とした芝生の横に、色とりどりの花が咲き乱れ、植わっている木々も高さや色が様々です。実はこの敷地内、専門の庭師が2人もいて、1ヶ月に1回は花も木も植え替えるなど、付きっきりでメンテナンスしているそう。ディズニーランド以上の凝りようです。

正面玄関を入ると、正面には「IESE」のエンブレムと文字が。大理石の床と暖かみのあるチーク材の壁、漆喰を塗った白い天井というのがこの建物の内装の基本デザインです。マドリッド・キャンパスはできて10年ちょっとだそうですが、内装は最近できたように新しいのでびっくりしたら、「毎年改装してピカピカにしていますよ」とのことでした。

玄関を入ってすぐ右側の壁に、マドリッド・キャンパスが開設されたときに現国王のフアン・カルロス1世陛下が来られたことを示すパネルが張ってありました。この時には、バルセロナからIESEの職員が全員バスでマドリッドに来て、開校式典に参加したそうです。

さっそく教室に連れて行っていただきました。教室や講堂などは1つ1つネーミング・ライツ命名権)を企業などに売っていて、この教室(Aula)には「Alfonzo Escámez」というスペインの銀行家の名前が付けられています。横のモニター画面には、この教室で行われる講義のスケジュールが表示されています。

ここが教室の中。かなり大きいですね。正面に黒板が6面と、スクリーンが3面降りてくるようになっています。スクリーンにプレゼンテーションを投影したいときには、教卓についているパソコンにメモリーカードを差し込むだけでOK。至れり尽くせりです。この日はエクアドルビジネススクールのEMBA(エグゼクティブMBA)のクラスが行われていました。

IESEは敬虔なカトリック信仰に基づくビジネススクールです。したがって、すべての教室には必ずイエス・キリスト聖母マリアの像が壁に掲げられています。

こちらは図書室。といっても、マドリッドの図書室は蔵書もそれほどなく、どちらかというと自習室に近いです。図書館の機能はバルセロナにあります。もっともビジネススクールですので書籍は大して必要ない(学生も読まない)とのことでした。その代わり、ビジネス雑誌や経済系の新聞といった定期刊行物は、比較的充実しています。

図書室の中の自習スペースです。というか、ここの図書室はほとんど自習スペースのみに面積が割かれていました。

ここはボードミーティングルーム。文字通りIESEの理事会や、VIPのお客様が来て会合する時などに使われます。昼食前の時間にテーブルセットがしてあったので、今日は誰かお客様が来られるのでしょう。

ここは講堂の入口です。今日は中南米の通信業界のカンファレンスか何かが開かれる予定とのことで、受付にきれいな女性が座っていました。

そして、屋上です。屋上にも簡単に出られるようになっています。屋上からは、マドリッドの市街や北方の高級住宅地、そしてキャンパスを囲む広大な森が一望できます。森には、野ウサギやリスなどもたくさんいるとのことでした。高級住宅地方向を背景にして、記念写真を撮っていただきました。私のすぐ右にある三角の屋根のついた建物は、スペインの電話会社テレフォニカの建物のようです。

マドリッド・キャンパスは本当に居心地の良いところでしたが、「バルセロナはもっと素晴らしいところですよ!」と言われました。これ以上のところってどんなところなのか…超気になります><。来週行くのが楽しみですね!ではでは。