IESEバルセロナ・キャンパス

昨日からIESEでのプログラムがスタートしました。IESEのキャンパスと言えば、あの蔦の絡まったこぢんまりしたお屋敷のような建物を思い出す方も多いと思うのですが、そこに至るまでの道のりと、公式サイトに掲載されているような写真とは少し別の場所の写真などをお見せしたいと思います。

まず、泊まっているホテルの横の道から。バルセロナの西の高級住宅街や大学の集まっているエリア、ソナ・ウニベルシタリア(Zona Universitária)のピウ12世広場(Plaça de Pìus XII)から少し登ったところにある、ガウディの出世作「グエル別邸」(Finca Güell)のさらに上のほうにある学生や大学関係者のためのホテルに泊まっています。簡単なキチネットがあって、ちょっとした夜食なら部屋で作って食べられるホテルです。

ホテルから少し行くと、IESEまでまっすぐ登っていく一本道に出ます。IESEのキャンパスはバルセロナの西の山の上近くにあり、キャンパスに行くのも「山に登っていかなければならない」のです。毎朝だいたい20分ぐらい、しっかり汗をかく運動です。

一本道をずんずんと登って高速道路の上の陸橋を渡ると、塀越しに例の蔦の絡まるお屋敷が見えてきます。ここがIESEの旧キャンパスです。ちなみにあのお屋敷は「A棟」という記号が振られています。

坂を登り切ったところにあるのが旧キャンパスへの入口の門です。旧キャンパス内にはA、B、D〜G、Oの各棟があり、図書館はこの門から入った奥の方にあるF棟にあります。ちなみに、門の向こう側に見えているビルはB棟。プログラム・ディレクターやアカウンタントのオフィスがあるところのようです。

この門の前を左に曲がって、さらに伸びる道を上っていくと、右側の小学校の角に右に折れて登っていく道があります。ここがIESEの新キャンパスの入り口の坂です。正面に見えているのが(何のためにあるのかよく分からない)まっ白な洋館、C棟です。この建物、やたらきれいなのに人が入っているところを見たことがないのですけど、VIPをお迎えする場所なんでしょうか。

小学校との間の坂を少しだけ登ると左に入る門があり、そこを入るとあの印象的な黒ガラス張りの新キャンパス校舎がそびえ立っています。ここがQ棟。大きなカンファレンスの開かれる500人収容可能なホールやエグゼクティブMBAコースが、この建物の中で開かれます。ちなみに、私の参加しているIFDPも、ここで開かれています。

入口を入ると、螺旋階段があって上に上がっていけるようになっています。入口のすぐ横には食堂への入口があるのですが、普段は締め切られています。新キャンパスの中の階段はどこもゆったりしたカーブのついた大理石の螺旋階段になっていて、とてもおしゃれです。

1つ上がると、ホールやチャペルのあるフロアに出ます。IFDPもこのフロアの教室で行われています。フロアの窓際には赤い大きな半円形のソファーが4つ置かれていて、朝早くに来るとここで座ってくつろいだりしゃべったりしています。この日は何かイベントがホールであったみたいで、普段はあまり人がいないフロアに朝から結構多くの人がいました。

こちらが教室。黒板6面とプロジェクタースクリーンが1面ある、結構大きな部屋です。座席数は66席で、教室の入口には個人ロッカーや受付もあり、自由に使えるPCとプリンターまで置いてあります。至れり尽くせりですね。

ここが会議室です。大きなQ棟の隣のT棟にあり、学生もグループスタディーで使えるようになっています。室内にはPCが置いてありますが、ホワイトボードなどはありません。会議室なのにホワイトボードがなくて、どうするんでしょうか?PCで何かできるのかな?ちなみに、会議室にも教室にも、この校舎を建てるためのお金を寄付した企業や個人の名前が付けられています。この日、僕らが朝のグループスタディーに使った部屋の名前は「ACCENTURE」でした。頭が良くなりそうですね(笑)。

そして、ここがあの蔦の絡まるお屋敷。1日目に、このお屋敷の前で記念撮影をしました。ここに来ると「IESEに来た!」という実感が湧きますね、やっぱり。